注文住宅を建てたい、流れとはどういったものになる？

注文住宅とは、建売や規格住宅とは違って、一から間取りを考え住宅を作ることです。
注文住宅を建てたい場合、どのような流れになるのでしょうか。

土地付きかそうでないか

一から自分の希望に合った注文住宅を建てたい場合、まずは土地から探すことになります。
住宅専門の土地を探す必要があり、住みたい場所に検討を付けた後ネットや不動産屋に直接聞いたりして
土地を探していきます。
実際に土地を管理しているのは地主になりますが、
あらかじめ家を建てることを前提にハウスメーカーが管理していることがあります。
その場合はその土地を持っているハウスメーカーで自宅を建てる必要があったり、
建築条件付きの土地になります。
建築条件付きの土地に家を建てるときは、メーカー側の間取りに従うこともあります。
そのため注文住宅にこだわるなら土地を購入するとき、建築条件なしで農地や業務用の土地ではなく、
住宅を建てることができる土地を探す必要があります。

規格住宅と注文住宅

建てたい場所が決まったら、ハウスメーカーや工務店に行って、実際の間取りの相談をして、
間取りを書いてもらったり設計の部分に入ります。
規格住宅とはメーカー側が最初から準備している間取り集のようなものですが、
その通りに作ることでコストが抑えられるというメリットがあります。
メーカー側に利益が出やすいようにあらかじめ工夫されているためです。
一方で完全に自由な設計の注文住宅では、坪単価が高くなりますが、自分の希望の間取りを作ることができます。
規格住宅ではあらかじめ決まった内装になりますが、注文住宅では間取りが決まったら、
キッチンやトイレお風呂などのメーカーを選んだり、壁紙を選んだりしていきます。
建てたい時期に目標を定めながら、地鎮祭をおこない実際の建てる準備に入ります。
鉄筋でしたらメーカーから枠組みを持ってくるため時間が短縮されて実際に3か月程度で建ったり、
木造でも遅くても半年程度の納期です。

借り入れをする銀行はハウスメーカーか自分で探すか

住宅を建てるときは安くても数千万というお金がかかることになります。
現金一括はほとんどの場合難しいですから、住宅ローンを組むことになります。
借り入れをする銀行は自分で探すか、ハウスメーカーとやり取りがある銀行にするかさまざまです。
土地を不動産屋から買った場合、ハウスメーカーとは違うところから借りるか、
もしくはまとめて同じところから借りるか考える必要があります。
もちろん返済の予測が立たないと住宅を建てることはできません。
そのため、銀行側にはあらかじめ審査が下りることを確認して置いたり、
ハウスメーカーや不動産屋にはそれを伝える必要があります。
例えば建売で住宅を購入するとき、間取りや内装を決めることはできませんが、
できているものをそのまま受け取る流れとなります。
そのためイメージも付きやすく、
土地も最初からついているためお金の心配も住宅を購入するハウスメーカーとするのみです。
一方で注文住宅では土地から探して、ハウスメーカーを選んで、借り入れ先を考えて、
住宅を一から作る流れとなります。

まとめ

注文住宅を建てるためには、土地から探す必要があります。
自由で自分の希望する間取りや内装にこだわることができますが、その分流れが決まっていたり、
何度か工程を踏む必要があります。
一生に一度建てるか建てないかの自分の家ですので、徹底的にこだわった家を建てるのもよいです。
ただ、人気のエリアはなかなか土地が見つからないで苦戦することがありますので、
どうしても建てたい場所があるのなら、少し前から準備しておくのが良いです。