北欧住宅外壁の色選びのポイント

この数十年の間で北欧インテリアに注目が集まり、人気が定着しています。
本格派は家具などインテリアだけではとどまりません。
住宅から北欧風にし本場にいるような気分に浸っています。
北欧風の外壁は鮮やかな色もありますが、
国内では落ち着いている色が選ばれることが多く街並みにしっくり馴染みます。

1.北欧住宅の外壁

北欧住宅の外観で目につくのは外壁です。
外壁が美しいと帰宅するたびに心が癒され訪れる人の心も和みます。
北欧住宅の外壁の色は、赤など明るいタイプもありますが、
国内では自然に溶け込むベージュやグレーが入った落ち着いた色が選ばれています。
鮮やかな色は周辺から浮いてしまうこともあるので、落ち着いた色を選ぶのが無難です。
住宅を建てる、リフォームをする際はまわりの環境を考慮しましょう。
グレーが入ったブルーやグリーンの外壁は、汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
汚れが目立つ白系に比べるとその差が分かるでしょう。
ただ、汚れが目立たなくても月日が経過すると老朽しています。
そのため定期的なメンテナンスは怠れません。

2.北欧住宅の特徴

北欧住宅の外壁で使われる資材は、縦に長いタイプが主流です。
中には横長タイプもありますが、縦長が多く北欧住宅の特徴の１つと言えます。
また、北欧はマイナス30度まで下がる日もあり、各家庭で極寒を上手に乗り越えています。
外気の影響を受けにくい素材を使うなどして工夫をするのが一般的です。
また、北欧は窓の構造も一工夫しています。
丈夫でしっかりしているだけでなく、複雑なつくりは外気を入れにくくするために役立てられているのです。
屋根のかたちが三角であることも北欧住宅の特徴です。
勾配をつけることで、雪を積もりにくくします。積雪による屋根の破損も回避できるでしょう。
国内では雪の影響を受けにくくするだけでなく、絵本に出てくるような見た目のかわいらしさも人気です。
また、北欧住宅は窓の位置にもこだわりがあります。
北欧は日射時間が短くなるため、日が差し込みやすくなるようにつけられているのが基本です。
温かく過ごせるよう、室内に少しでも長く日が当たるように考慮されています。
国内では北欧のデザインが受けていますが、
実は見た目だけでなく細やかな部分まで考慮されていて北欧住宅の奥深さを感じられます。

3.老朽したら外壁塗装がおすすめ

北欧住宅の外壁が色あせてきたら、塗り替えがおすすめです。
老朽した感じがまた良い味わいになることもありますが、
見えない部分が傷んでいるケースもあり雨漏りするおそれもあります。
雨が住宅の資材に染み込むことによりさらに老朽を加速させ、耐久性に響くこともあるので注意が必要です。
外壁が老朽する目安となるのが色あせです。
住宅を建てた当時、リフォームしたての写真があれば比較してみると良いでしょう。
また、手をつけると白い粉がつくチョーキング現象がおこることもあります。
そろそろ塗り替えを考える時期かなと思ったら、手をつけて確認してみましょう。
外壁塗装は重ね塗りが基本なので、乾燥が大きく関わっています。
乾燥がうまくいかないと、塗装に悪影響を及ぼします。
そのため、外壁塗装をする際は湿度が高く乾燥しにくい時期はできるだけ避けましょう。
ただ、外壁塗装のベストシーズンと言われている時期は混雑することもあります。
ベストシーズンにおこなう場合は早めに予約を入れましょう。

北欧住宅の外壁の色を選ぶ時は、周辺環境も考慮しましょう。
まわりから浮かない落ち着いた色が無難です。
また、外壁が老朽したら外壁塗装をしましょう。
見た目がきれいでも老朽が進んでいることもあります。