『熱の移動を防ぐ断熱材とは?断熱材の効果をわかりやすく解説!』

 

 

古い木造住宅だと、冬は寒くて台所に立てないという話を聞くことがあるかと思います。
高齢の方などには、部屋の温度差は心臓への負担にもなりかねません。
しかし、家の建て直しは容易ではなく、暖房器具でなんとか耐え忍んでいる方もいるかと思います。
そこでおすすめしたいのが、断熱材を使ったリフォームです。
今回は、基本となる「熱の伝わり方」や「断熱材の効果」「断熱材を使用する場所」についてご紹介していきます。

 

■3種類の熱の伝わり方

熱の伝わり方には『伝導』『対流』『放射』の3つの種類があります。
伝導は「熱したフライパンの上でバターが溶ける」「カイロで手を温める」など直接触れることで熱が伝わることです。
対流は、空気による熱の移動で、エアコンや温風ヒーター、ドライヤーなどは、対流熱を利用したものになります。
そして、放射は主に電磁波によるもので、こたつや太陽光は、電磁波の一種である赤外線など、
風や空気に影響されない伝熱になります。
建物内の熱移動の割合は「伝導が5%」「対流が25%」「放射が75%」と言われており、
この3つの熱の伝達を防ぐことが、快適な住環境を作ることに繋がります。
特に夏の太陽の熱は、放射熱で屋根を強く熱します。
熱せられた屋根の放射熱は次に屋根裏を熱し、更に熱伝導によって壁や床へと熱が伝わり、
対流熱で家全体が暑くなるのです。

 

■断熱材とは?断熱材を使用したリフォームの効果について

断熱材と聞くと、その名の通り「熱を絶つ材料」と思われがちですが、
正確には熱を断つのではなく「熱の伝わりを遅くする物」になります。
断熱材は、たくさんの空気を含み“空気の層”によって熱の移動を防ぐように作られています。
断熱材と同じように空気の層からできたものとして「ダウンジャケット」や「保冷容器」があります。
住宅の壁や床などに断熱材を使えば、冬は熱を逃がさず夏は外からの熱が入ることを防ぎ、
外気温の影響を受けにくくなるため、室内を一定温度に保つことができます。
さらに、冷暖房がよく効くので、消費電力を抑えることができ、光熱費が安く済みます。

 

■断熱材を家のどこに使えば効果があるの?ポイントは3か所

断熱材の性能を存分に発揮させるためには、家のどの部分に使用するのが良いのか、
ポイントを押さえた施工が重要です。
どんな場所に断熱材を使用すれば効果があるのか見ていきましょう。

 

*天井

暖かい空気は上に向かって流れるものです。
天井の断熱性が低いと、暖かい空気がどんどん逃げていってしまいます。
なので、屋根裏に隙間なく断熱材を敷き詰め、屋根や天井から熱が逃げるのを防ぐことで、
暖房の利きもよくなります。

 

*壁

部屋の壁に断熱材が入っていないと、外気温を部屋に伝えてしまいます。
熱を通しにくい断熱材を壁に入れることで、部屋の中は外気の影響を受けにくくなり、
冬場に寒くなりがちな廊下やトイレ、浴室などの快適性が上がります。
加えて、冷暖房の効率アップや結露防止効果もあります。

 

*床

冷たい空気は足元に溜まる性質を持っているため、床に断熱材が入っていないと、
外気が入り込み、足元から冷えてしまいます。
特に外気と接する1階部分や、はり出し部分などは、断熱材が欠かせません。
足元からの冷えを防ぐことで、寒い時期でも快適に過ごせます。

 

●まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、熱の移動や、断熱材の効果、断熱材を使用する場所についてご紹介してきました。
外装や内装なども重要ですが、断熱材は、家を建てる際に重要なポイントの1つで、家づくりに欠かせません。
冷暖房がなかなか効かなくてお困りの方は、ぜひ暖熱材を利用したリフォームをおすすめします。
そして、一年中快適に暮らせるようにしましょう。

 

岩手県の新築工事/内装リフォーム/水回りリフォーム/外装リフォーム/住宅工事全般はクラ・シア ワークスにお任せ下さい。


会社名:クラ・シア ワークス

住所:〒028-3201 岩手県花巻市大迫町内川目28-19-2

TEL:0198-36-5330 FAX:0198-36-5330

営業時間:8:00~18:00 定休日:日曜日

対応エリア:花巻市を中心とした近郊エリア
紫波市 盛岡市 矢幅町 高見市

業務内容:新築工事/内装リフォーム/水回りリフォーム/外装リフォーム/住宅工事全般

CONTACT US

お問い合わせ・お見積りは
お電話・メール・LINEにてご連絡下さい。

住所:〒028-3201 
岩手県花巻市大迫町内川目28-19-2

営業時間:8:00~18:00

定休日:日曜日